信用金庫が東南アジア台湾向けに「越境ECストア」開始

信金中金が、EC事業を中心に海外進出支援を行うBeeCruiseと連携し、信用金庫の取引先の販路開拓先として要望の高い、東南アジア6カ国と台湾向けに現地のECサイト「Shopee」において、オンラインストアを開設するそうです。

コロナ禍による海外渡航制限によるインバウンド需要消失等があるので、海外販路拡大を目的として、信用金庫お取引先の越境ECを活用するための策だそうです。

私は、地域金融を支える金融機関である信用金庫業界が作ったこの東南アジア台湾向けの「越境ECストア」の仕組みは本当にすごいと思います。

上記の情勢により、販路開拓のため信金中金に越境ECに関する相談が寄せられているそうなのですが、越境ECはとにかく難しいです。私も以前仕事で少し携わった事があるのですが、広告表現、集客、言語、ロジスティック、決済、マーケティングなど様々な点で、現地と日本の商文化が全く異なります。

例えば、Amazonで中国製の製品を買った時など、不良品だった場合、返品の必要もなくあちらから新品が送られてきて取引完了になるなど、返品をして修理を行う国内メーカーの対応とは大違いです。

このような点から、単独で取り組むには越境ECは非常に難しく、そのため、BeeCruiseと信金中金が連携し、EC市場が急成長している東南アジアにおいて、出品からプロモーション支援までワンストップで実施し、信用金庫の取引先の製品、商品を販売していくそうです。

非常に素晴らしい構想で、早く完成版のサイトが見てみたいと、今から楽しみです!